2013年06月19日 |
5月のPSの国内出荷、2カ月連続の5万トン割れ |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は19日、5月のポリスチレン(PS)及びスチレンモノマー(SM)の生産・出荷実績を発表した。PSの国内出荷は、円安を背景に安値輸入品の増加にブレーキがかかると期待されたが、2カ月連続の5万トン割れと厳しい状況が続いている。 PSの生産は、5万1837トン、前年同月比1%減となった。5-6月にかけて2社3工場のプラント定修(昨年は1社1工場)だったのが響いた。国内出荷は4万8981トン、同2%減となり、2カ月連続の5万トン割れ(年間ベースで60万トン割れ)の厳しい状況が続いている。 主力の包装用が同2%増、フォームスチレン(FS)用が同12%増となったものの、電機・工業用が同19%減、雑貨・産業用が同17%減と低迷を続けたのが大きな要因。 輸出は1857トン、同18%増で2カ月連続の増加となったものの、出荷計は5万839トン、同2%減で3カ月連続の前年割れとなった。 一方、SMの生産は21万5535トン、同14%増で3カ月連続の前年比プラスとなった。国内出荷は、PS向けの低迷が続いているため11万3839トン、同2%減で2カ月連続の前年割れとなった。輸出が10万3420トン、同35%増で4カ月連続のプラスになったため、出荷計は21万7259トン、同13%増で4カ月連続のプラスとなった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1371617755.pdf |