2013年06月20日
新日鉄住金化学、新規の多孔質炭素材料を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:新日鉄住金化学

新日鉄住金化学は20日、導電性に優れた新規の多孔質炭素材料を開発し、商品名「エスカーボン」としてサンプルワークを開始したと発表した。大学共同研究機関である分子科学研究所(愛知県岡崎市)の西信之名誉教授と共同開発した。

アセチレン炭素と金属原子が結合した、メソポーラスカーボンナノデンドライト(MCND)と呼ばれる炭素系機能材料で、グラフェンシートで仕切られた細孔を持つ、ナノ樹状体(デンドライト)構造によって、高い導電性、耐久性、ガス拡散性を有する。

各種の電池材料や触媒担体、ガス吸収材料等として、幅広い分野への応用が期待される。

今後は、サンプルワークの展開とともに、量産化技術の確立に向けた検討を急ぐ。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1371694544.pdf