2013年06月28日
アステラス製薬、米バイオベンチャーと抗体薬共同開発
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は28日、子会社である米国アジェンシス社と米国のバイオベンチャー企業であるシアトルジェネティクス社の間で締結された、抗体医薬の関連技術である抗体-薬物複合体技術*に関するライセンス契約に基づき、シアトルジェネティクス社がASG-15MEについて、アジェンシス社と共同開発を行うオプション権行使したと発表した。

ASG-15MEは、膀胱がん、肺がんなどの多発性固形がんに発現するSLITRK6に作用する完全ヒト抗体に、ADC技術を加えたもので、ASG-15MEは前臨床における膀胱がんと肺がんのモデルで、抗がん作用を示した。

アジェンシス社は、米国食品医薬品局(FDA)に対して、すでにASG-15MEの第1相臨床試験に関する治験許可申請を提出済みである。