2013年07月02日
三井化学、フェノール国内価格に用役コスト変動フォーミュラ導入
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は2日、同社が国内シェア80%を占めるフェノールの国内価格決定方式に、用役コスト(C重油価格)変動を従来の国内価格フォーミュラである「主原料ベンゼン価格+スプレッド」に反映させることでユーザーと合意に達したことを明らかにした。

今年7-9月納入分から導入する。今後は、用役コスト変動分について価格交渉が不要になり、自動計算でフェノール国内価格が決まる仕組みに移行する。

今回導入した用役コストの変動の仕組みは、(1)2013年4-6月期のC重油価格1キロリットル当たり7万7440円を基準価格として、四半期ごとの公示価格と差をフォーミュラに反映させる(2)C重油価格の変動幅1000円当たりのフェノール価格変動は1キログラム当たり0.5円(C重油1万円の変動でフェノール5円の変動)とするー仕組みである。
7-9月期から導入することでユーザーと合意した。