2013年07月03日

出光興産、ノルウェー領北海　鉱区権益拡大

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：出光興産

出光興産は3日、ノルウェー現地法人の出光ペトロリアムノルゲ（IPN＝高橋照之社長）が、エクソンモービル社からノルウェー領北海Hノルド油田を含む2鉱区（PL090F、同G）の権益を取得したと発表した。 エクソンモービル社は同鉱区に25％の権益を保有していた。IPNはこの分を買い取り取得権益を15％から40％に拡大した。オペレーターはスタットオイル。 Hノルド油田は2007年に発見され、2012年開発移行を決定、14年後半の生産開始に向けて現在開発を進めている。 IPNが現在、原油・ガスの生産を行っているフラム油田の北約5キロの北部北海に位置しており、水深は約360メートル。海底仕上げで開発を行い、既存のフラムウェスト油田の海底生産設備を利用して生産する。 可採埋蔵量は原油換算約1000万バレル、買い増し後の出光権益分は原油換算約300万バレルとなる。 ＜取得後の同鉱区権益比率＞ ◇出光ペトロリアムノルゲ　　40％ ◇スタットオイル（オペレーター）　45％ ◇フランスガス　　15％