2013年07月05日 |
経産省、「わが国海底資源 予想以上に豊富」第1期報告 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省、資源エネルギー庁 |
経済産業省は5日 、石油天然ガス ・金属鉱物資源機構(JOGMEC)及び専門委員会の海底熱水鉱床開発委員会と協力して08年度から実施してきた「海底熱水鉱床開発計画」の第1期最終報告書を発表した。 わが国周辺海域に賦存する海洋鉱物資源を開発する計画の第1歩となる。 第1期(08-12年)で資源量の把握や環境影響評価、開発技術の検討などを行い、第2期(13-18年)には資源量の詳細把握、海洋実証試験、日産10トン規模の実証プラント建設に着手する計画。 今回、その第1期最終評価を取りまとめた。 この中で、沖縄海域の伊是名(いぜな)地域で121本のボーリング調査をを行ったところ、海底表層部に340万トンの資源量が存在していることを確認した。今後、深部新鉱床の資源量を明らかにすることによって、表層部と深層部を合わせると全資源量は、先の中間評価で算定した500万トンを上回る可能性がある。「わが国の経済水域には同規模の海底熱水鉱床が10カ所あり、全体で5000万トン」とした中間評価推定量を超える可能性がある、と報告している。 沖縄のほか伊豆・小笠原海域(ベヨネース海丘)を中心に、海洋資源調査船「第2白嶺丸」や12年2月に竣工した同「白嶺」による深部ボーリングによって海底面下に新鉱床を発見した。 |