2013年07月11日
帝人、タイに新規メタ系アラミド繊維の新工場建設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人は11日、新たに自社開発した世界最高レベルの熱防護性および安定した染色性を有する新規メタ系アラミド繊維の事業化について、タイに100%出資の現地法人を設立し、生産工場を新設すると発表した。

ポリエステル繊維の生産拠点であるテイジン・タイランド社(アユタヤ県バンパイン工業団地)に帝人100%出資の現地法人を8月末に設立、新規工場を建設する。新工場は、今年12月に着工し、2015年稼働開始の予定。
生産能力は年産2200トンで、総投資額は約45億円を見込んでいる。

今回の新工場建設により、既存の「コーネックス」(年産能力2700トン)と合わせ、コスト競争力を持ってグローバル市場に製品を供給する体制が整う。

すでにグローバル展開しているパラ系アラミド繊維「トワロン」および「テクノーラ」、メタ系アラミド繊維「コーネックス」、耐炎繊維「パイロメックス」、高機能ポリエチレンテープ「Endumax」に加え、新たなメタ系アラミド繊維を持つことにより、防御衣料向け高機能素材のラインナップを拡充することになる。