2013年07月16日
三菱樹脂、河川洪水にプラスチック製の“速成堤防”開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱樹脂インフラテック
設置中の「ダイヤレビー」

三菱樹脂インフラテック(本社:東京都中央区 佐々木真人社長)は16日、集中豪雨による洪水や建物への浸水を一時的に防ぐことのできるプラスチック製特殊堤防を開発したと発表した。17日から「ダイヤレビー」(商品名)として販売開始する。

基礎に立てた支柱の間にパネルをはめ込むだけで、土嚢を積み上げるよりも簡単・短時間で堤防を構築できる。

使用するパネルは、塩化ビニル製中空板にステンレス板を貼り合わせた構造。金属の剛性とプラスチックの軽量性をあわせせ持つ。

パネルの重さは1枚当たり約8キロ(高さ300ミリ×幅1,500ミリ×厚み30ミリ)と
軽量のため、土嚢の積み上げ方式に比べて運搬が容易で、短時間での設置が可能となる。強度面でも、水圧1トンの荷重に耐えられる。また、パネルに止水ゴムを付けることで支柱や上下のパネルの間、基礎との水密性を高め、水漏れ量を減らすことができる。耐久性に優れた材料を使用しているため、繰り返し使用できるなどの特長もある。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1373951623.pdf