2013年07月16日

富士フィルム、フィリピン光学レンズ新工場が稼動開始

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：富士フイルム

富士フイルムは16日、フィリピンの中核生産拠点、富士フイルム オプティクスフィリピン（原田明憲社長）がマニラ南部の工業団地に総工費23億円で建設していた、デジタルカメラ、プロジェクター、監視カメラ用などの高性能レンズ新工場が完成し稼動開始したと発表した。 光学レンズは、デジカメ、携帯電話、スマートフォン、放送用TV カメラ、監視カメラ、プロジェクターなど、民生用から業務用まで幅広い分野で使用され、今後も世界的に成長が見込まれている。 新工場は平成24年11月に着工、予定より早い今年5月には完成し、7月16日から本格稼働した。 工場は光学レンズの研磨やコーティングなどの加工から、組立までを一貫して行う。ガラスレンズの表面をナノオーダーで高精度に研磨する「レンズ研磨機」や、反射防止用多層薄膜を形成する「真空蒸着機」などの生産設備を導入。デジタルカメラ・プロジェクター・監視カメラの高性能レンズを本格生産する。 生産設備は今後、段階的に増強する。2015年度には従業員を600人規模、生産能力18百万枚/年まで引き上げ、伸長する光学レンズ需要に対応していく方針だ。 ＜新工場の概要＞ （1）会社名　 FUJIFILM Optics Philippines Inc. （2）所在地　 マニラ南部ラグナ州（カーメルレイ工業団地） （3）総投資金額　 23億円 （4）生産品目　 デジタルカメラ、プロジェクター、監視カメラの光学レンズの加工・組立 （5）設立　　 平成24 年6 月29 日 （6）敷地面積　 5.3ヘクタール ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1373938142.pdf