2013年07月16日
BASF、ポリアミド樹脂初の柔軟性押出成形用グレード
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:BASF

BASFジャパンは16日、ガラス繊維強化ポリアミド樹脂(PA610)の射出成形グレード Ultramid S Balance(ウルトラミッド S バランス)の新規グレードとして、2つの柔軟性押出成形用グレードを初めて開発、今年11月からサンプル提供を開始すると発表した。

新規グレードの1つは 「Ultramid S4Z5 Balance」、厳しい温度条件を満たす必要のある液体搬送ライン向けの半軟質グレード。もう1つは、真空ラインや脱気ライン向けの柔軟性に優れた「同S4Z4 XS Balance」で、応力亀裂に対してこれまで以上の耐性を有している。

2つの製品には、高粘度ポリアミド樹脂(610)を使用。優れた低温衝撃強度を実現しているが、剛性および強靱性は異なる。耐圧強度、継手保持力、耐熱老化性は「S4Z5」グレードの方がいくらか優れた性能を示す。
一方、「S4Z4 XS」グレードは、塩化亜鉛耐性に優れる。

BASFは10月16日-23日、ドイツ・デュッセルドルフで開催される「K 2013」(国際プラスチック・ゴム産業展)で新規2製品を発表する予定だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1373957498.pdf