2013年07月16日 |
高見澤スチレン工会長「上期のPS内需30万トン割れ、厳しい」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会の高見澤淳会長(PSジャパン社長)は16日のプレス懇談会で、「今年のポリスチレン(PS)の輸入品数量は、円安を背景に昨年の月間7000トンから5000トンと約2000トンも減少しているにもかかわらず、今年上半期(1-6月)の国内出荷は29万7381トンと前年同期比5%減にとどまった」と指摘するとともに、「過去最大だった1990年1-6月の51万トンをピークに減少が続き、今年は最低の出荷量になった」と強調した。 その要因について高見澤会長は、「電機・工業用が深刻で、デジタル家電だけでなく生活家電、事務機器などもマイナスのうえ、安値品輸入品圧力が軽減した包装用ではPP、PETへの代替に押された」と指摘した。 このため、「フォームスチレン(FS)の好調が続いても今年のPS国内出荷量は60万トンぎりぎりという厳しい状況で推移しそうだ。正念場を迎えることになる」との見通しを示した。 同工業会によると、今年上半期(1-6月)のPS生産量は31万7667トン(前年同期比99%)、内需は29万7381トン(95%)だった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1373965532.pdf |