2013年07月17日
東レ、米国CFRP自動車部品メーカーに資本参加
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは17日、米国のCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製自動車部品製造販売会社であるプラサン・カーボン・コンポジット(本社・米国ミシガン州、ジェームス・スターガード社長、PCC)に資本参加することを決定し、同社株式の20%を取得したと発表した。

PCCは、2006年に設立され、同社が独自に開発した高速プレス成形技術をベースに、米国自動車部品メーカーの高級車向けにCFRP製外板部品(ボンネット、ルーフ等)を開発納入する米国内唯一のTier 1サプライヤー。

同社の高速プレス成形には、東レの米国子会社トウレ・カーボン・ファイバーズ・アメリカ社の炭素繊維を用いて、トウレ・コンポジット・アメリカ社が開発した速硬化性熱硬化樹脂プリプレグが使用されており、PCCに資本参加することで米国自動車メーカーへの販売チャネルを確保するとともに、北米におけるCFRP製自動車部品の生産・開発拠点を確立し、炭素繊維から中間基材、成形品までの一貫した強固なサプライチェーンを構築することになる。