2013年07月18日
タカラバイオ、腸内細菌群を迅速に検出する研究用試薬発売
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:タカラバイオ

タカラバイオは18日、サルモネラ菌や赤痢菌などの腸内細菌群を、リアルタイムPCR法で迅速に検出できる研究用試薬を8月15日から発売すると発表した。

従来、食品衛生上の衛生指標菌には大腸菌群が対象となっていたが、2011年9月、厚労省から腸内細菌科菌群を対象にした検査法が「生食用食肉の規格基準」として告示され、現在では、腸内細菌科菌群が大腸菌群に代わる衛生指標菌として採用されている。

通常、腸内細菌科菌群の検出試験には、培養から同定まで約6日間の日数が必要となるが、同製品を用いたリアルタイムPCR法では、約3時間で迅速に結果を得ることができ、食品の自主管理等に有効となる。

タカラバイオはすでに、腸管出血性大腸菌、サルモネラ菌、ノロウイルス等の食中毒菌を迅速・簡便に検出できる研究用試薬を検査機関や食品メーカー向けに販売している。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1374128187.pdf