2013年07月18日
経産省、24年度のフロン類破壊量、8%増の4,440トン
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:環境省、経済産業省

経産省はこのほど、平成24年度のフロン類の破壊量が、前年度比8%増加の4,440トンとなったと発表した。
「フロン回収・破壊法」(特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保に関する法律)に基づいてフロン類破壊業者から報告を受け、集計した。
 
■破壊量の集計結果
フロン回収・破壊法に基づきフロン類破壊業者が破壊した24年度のフロン類の破壊量は約4,440トンで、前年度と比較して約8%の増加となった。種類別に見ると、CFC(クロロフルオロカーボン)約218トン、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が約2,393トン、HFC(ハイドロフルオロカーボン)は約1,829トンだった。モントリオール議定書に基づき生産を全廃しているCFCの破壊量が減少した一方、HCFC及びHFCの破壊量は増加した。

■特定製品別の引取量
フロン類破壊業者が引き取ったフロン類の量をフロン回収・破壊法による特定製品別に見ると、第1種特定製品(業務用冷凍空調機器)から回収したフロン類は約3,660トンで前年度比約7%の増加。第2種特定製品(カーエアコン)から回収したフロン類は約812トンで同約20%の増加となった。