2013年07月24日
JXエネ、次世代精製技術「エンジニアリング奨励特別賞」
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:千代田化工建設、JX日鉱日石エネルギー

JX日鉱日石エネルギー葉24日、千代田化工建設と共同で取り組んできた、次世代石油精製技術「HS-FCC実証プロジェクト」がこのほど、一般財団法人・エンジニアリング協会の「平成25年度エンジニアリング奨励特別賞」を受賞し、23日表彰式が開催されたと発表した。

HS-FCC(高過酷度流動接触分解)は、従来型のFCC(流動接触分解)がアップフロー(重力に逆らう)なのに対して、重力に逆らわないダウンフローを採用することで反応時間を均一にし、プロピレンや高オクタンガソリンを高収率に生産する画期的な技術で、経産省の公募事業「革新的次世代石油精製等技術開発事業」の一環。

同社水島製油所に処理能力3000バレル/日の実証装置を建設し2011年5月から実証運転してきた。これらの実績と成果が評価された。今後数万バレル/日規模の商業生産技術確立をめざしてさらに実証運転を重ねる。