2013年07月24日 |
カネカ、薄膜3層型太陽電池モジュール本格販売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは24日、大幅に出力を向上させた薄膜三層型太陽電池モジュールの新商品を本格販売したと発表した。 新商品は、アモルファスシリコン層と薄膜多結晶シリコン層の2層の間に、新たにアモルファス系シリコンからなる層を追加した3層構造となっており、同社が保有する透明中間層技術と合わせて、太陽光吸収量を増やし、大幅な出力向上を実現した。 同社の1420mm×1100mmサイズ量産品に比べて初期出力を10W以上引き上げることに成功した。 同基板サイズでの商用薄膜太陽電池モジュール製品の三層構造化は世界で初めて。 三層構造化により、単位電池当たりの開放電圧は2.0V(同社の従来製品比1.5倍)まで向上するので、パネル当たりの開放電圧も280V程度まで向上させることが可能となる。今後、パネルの高電圧化により、配線方法の簡略化、配線ミスも低減できる。 |