2013年07月25日

カネカ、米国で塩素化塩ビ増強　年5万トン体制に

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：カネカ

カネカは25日、100％出資子会社のカネカノースアメリカLLC（KNA）の塩素化塩ビ樹脂（CPVC）の生産能力を年産約2万トン増強し、同5万トン体制とすることを決定したと発表した。投資額は50億円程度で、稼働開始は2015年初めを予定している。 CPVCは、耐熱性に優れた塩ビ樹脂で、世界的に需要が伸長している。KNAもフル生産の状況が続いており、デボトルネッキングによる能力増強が今月に完了するものの、米国をはじめ中南米地域の拡大する需要には対応しきれないと判断した。 同社は、日本、米国、アジアを中心にCPVC事業を展開しており、今回の生産能力増強決定により、日米合わせた生産能力は年産7万6000トンに達する予定である。