2013年08月06日 | |
旭硝子、インドネシアで苛性ソーダ・塩ビ設備大幅増強 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭硝子 |
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旭硝子(AGC)は6日、インドネシアで苛性ソーダおよび塩ビ生産設備を大幅増強すると発表した。 東南アジア地域の需要拡大に対応する。資金約400億円を投じて子会社アサヒマス・ケミカル社の生産設備を拡大する。 同社は今年3月、苛性ソーダの生産能力を年産20万トン増強して50万トンとしたが、2015年末をめどに同70万トンに追加増強する。塩ビ樹脂(PVC)はほぼ倍増し現有年産30万トンから同55万トンとする。 苛性ソーダは、アルミナ、紙・パルプ、レーヨンや各種水処理などに用いられ、工業化の進展とともに需要が伸びている。また塩ビ樹脂は上下水道配管など、インフラ・住宅設備を中心に需要が増加中だ。。 アサヒマス・ケミカル社は、苛性ソーダ・塩素から塩ビまでを一貫生産する東南アジア最大級のクロール・アルカリメーカー。現在国内では苛性ソーダ市場で5割超、PVC市場では約5割のシェアを持つが、生産能力をさらに引き上げ、東南アジア地域の旺盛な需要に対応する。 <アサヒマス・ケミカル社の概要> (1)社名 アサヒマス・ケミカル株式会社 (2)代表者 宮崎 淳 (3)本社 インドネシア・ジャカルタ (4)工場 インドネシア・バンテン州チレゴン (5)資本金 42百万ドル (6)出資比率 AGC 52.5% 三菱商事 11.5%、現地パートナー (Rodamas 18%、Ableman Finance 18%) (7)設立 1986年 (8)事業内容 苛性ソーダ、二塩化エチレン、塩ビモノマー、塩ビ樹脂等化学品の製造販売 (9)増設設備 苛性ソーダ20万トン、VCM40万トン、PVC25万トン ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1375763847.pdf |