2013年08月07日
環境省、ラオスと二国間クレジット制度運用で署名
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省

環境省は7日、ラオスとの間で二国間クレジット制度に関する二国間文書に署名したと発表した。
二国間クレジット制度は、途上国への温室効果ガス削減技術、製品、システム、サービス、インフラなどの普及や対策を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への日本への貢献を定量的に評価し、日本の削減目標の達成に活用するものである。

今回の日・ラオス二国間文書の概要は次の通り。
▽両国は二国間クレジット制度を創設し、同制度を運用するため合同委員会を設置する
▽双方は、同制度の下での排出削減又は吸収量を、国際的に表明したそれぞれの温室効果ガス緩和の努力の一部として使用できることを相互に認める
▽温室効果ガス削減又は吸収量の二重計算を回避するため、いずれの側もJCMの下で登録された緩和事業を、他の国際的な気候緩和制度の目的のために使用しない
日本は今後、ラオスとの二国間クレジット制度を通してラオス国内の温室効果ガス削減に協力し、地球規模での温暖化防止に向けた努力に貢献していく。