2013年08月07日
カネカ、インドネシアに加工油脂製品のJV設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ、三菱商事

カネカは7日、成長著しいインドネシアの製菓・製パン市場にビジネス基盤を構築し、食品事業の海外展開を推進するため、三菱商事と合弁基本契約を締結したと発表した。

今年10月に両社折半出資で、フィリングを中心とした加工油脂製品の製造・販売の合弁会社「PT.カネカ フード インドネシア」を設立し、今年12月の稼働を目指す。
生産能力はフィリング関連製品で年産1800トン、総投資額は5億円を予定している。

インドネシアは世界第4位の人口を有し、GDPも着実に成長を続けており、年6%以上の成長率になっている。中間所得層の増大に伴い、製菓・製パン市場も成長しており、近代小売店の出店増大とともに、今後、市場が着実に増大すると予想されている。

合弁会社は、三菱商事の原料調達機能やインドネシアでの知見に加え、カネカが設備導入、製造・運転のノウハウ提供、製品開発、素材の使い方や用途の提案を含めた販売促進までを行い、2015年には売上金額25億円を目指す。

また、カネカとグループ会社の油脂やイーストなど他製品についても、インドネシア国内、ASEAN(東南アジア諸国連合)域内での拡販を検討し、食品事業の海外展開を強める方針である。