2013年08月08日 | |
クラレ、倉敷に人工骨インプラント新設備完成 | |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:クラレ |
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クラレは8日、倉敷事業所(岡山県倉敷市、林洋秀所長)内に、人工骨インプラント「リジェノス」(商品名)の新生産設備が完成し稼働開始したと発表した。生産能力は年産10万個で、設備投資額は約5億円。 人工骨インプラントとは、病気やけがで骨移植が必要となった場合に骨の代替品として使用される。 現在は多くの場合、自分の別の部分の骨を移植する方法がとられているが、患者の負担が大きい。 同社はこれまで、自家骨移植代替をめざして骨欠損の補填と、骨再生の補助に使用できる人工骨インプラントを開発し事業展開してきた。 関連ファイル http://www.kuraray.co.jp/release/2009/090820.html) 「リジェノス」は、ハイドロキシアパタイトが主成分で生体組織が侵入しやすい独自の気孔構造を持つ。人工骨全体に対する気孔率が体積比75%と高く、血流や骨細胞が製品内部に侵入しやすい。周辺骨との一体化およびインプラント内部での骨再生の補助に最適としている。 3年後10億円の売上げを目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1375926796.pdf |