2013年08月09日 |
BASF、熱可塑性ポリウレタン発泡粒子開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:BASF |
BASFは世界初となる熱可塑性ポリウレタン発泡粒子(E-TPU)「Infinergy(インフィナジー)」を開発したと発表した。これにより、硬質のポリスチレン発泡体から軟質で伸縮性のある熱可塑性ポリウレタン発泡体まで、幅広い発泡製品をラインナップ化を実現した。 「Infinergy」は、同社の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)「Elastollan(エラストラン)」を発泡してつくる。柔軟性や機械的物性などTPUの持つ物性に発泡体の特性を付加した製品となる。 とくに反発弾性力に優れ、連続負荷を受けても高い復元性能を示す。幅広い温度領域で、高弾性と高柔軟性を発揮する。発泡ポリプロピレンと同じ成形機で成形することができる、などの特長がある。 用途としてスポーツ産業や包装・流通分野、自転車のチューブ、椅子のクッションなど。軽量化が求められる分野ではゴムに代わる緩衝材としても利用できると、今後、幅広い展開を考えていく方針だ。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1375937282.pdf |