2013年08月19日 |
アステラス・東工大・東大開発のDB、厚労大臣賞 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:アステラス製薬 |
アステラス製薬は19日、東京工業大学、東京大学の3者で共同開発した、世界初となる「顧みられない熱帯感染症」(NTDs)創薬研究向け統合型データベースが、内閣府の第11回産学官連携功労者表彰で厚生労働大臣賞を受賞したと発表した。 同社熱帯感染症研究チームは東工大院・秋山泰教授(計算工学)、東大院・北潔教授(国際保健学)らと連携して「顧みられない熱帯感染症」の病原体に関する膨大な情報を統合した創薬研究向けデータベース「iNTRODB」(イントロ・ディビー)を開発した。 このデータベースは現在、世界中のNTDs創薬研究者に無償公開され、新薬の開発・研究に活用されている。こうした取り組みが日本の産学官、国際NPOなどから評価された。 「顧みられない熱帯感染症」の中でも特に創薬ニーズの高い「リーシュマニア症(推定患者数1200万人)」、「シャーガス病(同800万~900万人)」、「アフリカ睡眠病(同約30万人)」の3疾患に対する新規治療薬創出につながるとみられている。 日本発の有望化合物発見につながるものとして期待されている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1376898863.pdf |