2000年11月27日 |
ダイセル化学、豊田合成と北米でエアバッグ用インフレータ合弁 |
新工場建設/2005年度に年商6,500万ドル目指す |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:ダイセル化学、豊田合成 |
ダイセル化学工業は27日、自動車エアバッグ用インフレータ事業のグローバル展開推進の一環として、豊田合成との共同出資により北米における製造・販売会社ダイセル・セイフティ・システムズ・アメリカ LLCの設立を決定した、と発表した。 新会社は本社を米国・ケンタッキー州に置き、資本金1,500万米ドル(ダイセル化学66%、豊田合成34%出資)で12月中旬にも設立する。2005年度には年商約6,500万ドル、従業員数は130名規模となる見込み。当初の生産能力は、運転席用インフレータで年産120万個だが、順次設備増強を行い、2008年度には350万個体制に拡大する予定。また、助手席インフレータは、年産100万個の計画で、サイド用、カーテン用インフレータについても積極的に展開していく考え。第1期の設備投資額は、約3,000万ドルを予定している。 ダイセル化学は、1998年に運転席用インフレータの北米向け輸出を開始して以来、海外向けマーケティングおよび販売を強化してきた。今回、北米における顧客へのさらなるサービス向上・事業拡大のため、2002年7月の事業開始を目標に、現地製造・販売会社の設立を決定したもの。 新会社は、最近の北米におけるエアバッグシステムのインテリジェント化による、乗員への加害性低減、拘束性能の向上などの要求に対応すべく、デュアル・ステージ・インフレータを中心に製造・販売する。 |