2013年08月28日
クラレ、耐熱性ポリアミドと液晶ポリマーフィルム増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クラレ

クラレは、耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」と液晶ポリマーフィルム「ベクスター」の生産能力を増強すると発表した。

耐熱性ポリアミド樹脂は、電気・電子部品分野、LEDバックライト部品分野に加え、燃料配管やインタークーラーなど自動車部品分野での採用が進んでいる。LED照明分野への展開も本格化しつつあり、これらの市場拡に対応するためには能力増強が必要と判断した。鹿島事業所の現有年産6000トンを今年8月に同9000トンに増強する。
投資額は約10億円。西条事業所と合わせて年産1万3000トン体制になる。

一方、液晶ポリマーフィルムは、高速伝送対応回路基板材料分野の事業拡大を図るために増強が必要と判断した。現在、西条事業所に年産40万平方メートル設備を持つが、2014年4月には同100万平方メートルに拡大する。投資額は約5億円。