2013年08月29日
丸紅、日揮とサウジアラムコ向けコジェネ事業展開
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日揮、丸紅

丸紅は29日、日揮などと共同でサウジアラムコ向けに高効率コジェネレーション事業を展開すると発表した。
同日、電力蒸気販売契約(ECA)を締結した。

事業化に当たり、まず丸紅、日揮および地元企業のアルジョマイ社(Aljomaih Holding社)、サウジアラムコの計4社で特別目的会社を設立する。
特別目的会社は資本金1億2000万ドルで年内に発足の予定。社名などは未定。
出資比率は丸紅25%、日揮15%、アルジョイマ10%、サウジアラムコ50%。

サウジアラムコがサウジアラビア東部州のアブカイク地区、ハウイヤー地区、ラスタヌーラ地区に持つ3つの石油関連施設内にコジェネレーションプラントを建設し、20年間にわたり電力・蒸気を供給する計画。

コジェネレーションプラントは、3製油所分合わせて電力約900MW、蒸気約1,500トン/時の規模。完成は地域ごとに異なるものの最終的には2016年中に完成の見込み。総投資額は6億5000万米ドル。

<サウジアラムコ向けコジェネレーション計画概要>
・出資比率 :丸紅25%、日揮15%、Aljomaih Holding Company10%、Saudi Aramco 50%
・設備容量 :900MW(電力)規模、1,500トン/時(蒸気)規模
・総事業費 :約650百万米ドル
・売電先  :国営石油会社サウジアラムコ
・売電期間 :20年間