2013年08月29日 |
DSM、自動車部品向けガラス繊維強化PET樹脂発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:DSM |
DSMジャパンエンジニアリングプラスチック(本社:東京都港区)は29日、ポリエステル樹脂では初となるガラス繊維強化(GF-PET)の新グレード「Arnite(アーナイト)AーXシリーズ」を自動車部品向けに発売開始したと発表した。 高い耐加水分解性を有し、高温・多湿の環境下でも高い耐衝撃性、剛性を維持できるため、エンジン周りの部品素材として使用することができる。 通常のGF-PETの射出成形部品は、気温85℃、湿度85%の環境下に100時間以上置くと引張弾性率が半減するが、今回上市する新グレードは同じ条件で90%の抗張力を保つことができる。 また寸法安定性に優れ、精密なエンジン部品に求められる成形品の原料素材として適している。金属製品と比較した場合には軽量化による燃費向上や部品コストの削減に大きく貢献する。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1377755067.pdf |