2013年08月30日
7月の鉱工業生産3.2%上昇 「緩やかな持ち直し」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した、7月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は、生産が前月比3.2%上昇の97.7、出荷は1.3%上昇の94.9、在庫1.5%上昇の108.6%だった。生産、出荷とも2カ月ぶりの上昇。
在庫率は0.5%低下の110.5だった。

基調判断は「生産は緩やかな持ち直しの動きがみられる」を据え置いた。

業種別に見ると、7月に生産が上昇したのは業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、プラスチック製品工業、化学工業(除、医薬品)、情報通信機械など15業種中12業種。低下は輸送機械、金属製品、繊維工業の3業種だった。

化学工業(除、医薬品)は生産が前月比1.0%上昇の94.8、出荷0.9%上昇の93.6、在庫は0.1%低下の107.8だった。在庫率は2.9%低下の116.4。

プラスチック製品工業は生産が前月比3.1%上昇の98.6、出荷2.1%上昇の96.5、在庫1.3%低下の104.9だった。在庫率は6.7%低下の104.3となった。


製造工業生産予測調査によると、8月は前月比0.2%の上昇、9月は同1.7%の上昇を予測している。
8月の上昇は主に情報通信機械工業、電子部品・デバイス工業、9月の上昇は主に業務用機械工業、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業などによる。