2013年08月30日
経産省概算要求、1兆7470億円 再興戦略加速
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省は30日、2014年度予算の概算要求を発表した。一般会計が今年度当初予算比17%増の3863億円、エネルギー特別会計が同31%増の1兆294億円で、要求総額は同22%増の1兆7470億円となった。

重点ポイントは(1)福島・被災地の復興加速(2)日本産業再興プランなど「再興戦略」の実現(3)環境・エネルギー政策の推進(4)中小企業・小規模事業者の革新ーの4項目。

「日本産業再興プラン」では“世界のトップに躍り出るための研究開発を加速し、成長分野に積極投入する”として、今後3年間で民間投資を12年度比10%増の70兆円に拡大する。また規制改革を推進する新たな仕組みを創設し、グローバル競争に勝ち抜く製造業の復活を図る。

戦略市場創造プランでは「戦略4分野」に資源を集中投入する。医療・医療機器分野では、新規予算として「再生医療の産業化に向けた評価基盤開発技術事業」に25億円のほか「未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業」に43億円、「医工連携事業化推進事業」に45.5億円、「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業」に60億円をそれぞれ計上した。

エネルギー関連では、大型の洋上風力や太陽電池、地熱発電の導入を促進するための技術開発に計854億円を計上、エネルギー源の多様化を実現する。