2013年09月03日
ソルベイとサダラケミカル、サウジで過酸化水素工場 建設開始
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

ソルベイは9月2日、同社とサダラケミカル(ダウとアラムコのJV)が新しく設立した50/50JVのサウジ過酸化水素会社(Saudi Hydrogen Peroxide Company)がサウジのジュベイルで大規模な過酸化水素工場の建設を開始したと発表した。

サダラの過酸化水素法酸化プロピレン(HPPO)の原料として供給するもので、能力は年産30万トン、2015年に生産開始を予定している。

ソルベイにとっては3つ目の大規模過酸化水素製造JVとなる。

最初のものは2009年末に稼働したアントワープの23万トンプラントで、ソルベイとBASFのJVにダウが参加してパートナーシップを設立した。
ダウとBASFのJVの30万トンHPPO用に供給している。

2番目はソルベイとダウのJVのMTP HPJV (Thailand)で、2011年10月にタイのマプタプットで年産33万トンのプラントをスタートさせた。
ダウとサイアムセメントのJVのMTP HPPO Manufacturing のPO(HPPO)の製造用に供給される。