2013年09月04日
住化・味の素など、アミノ酸添加低タンパク質飼料でセミナー
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:味の素、住友化学

農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)畜産草地研究所、味の素アニマル・ニュートリション・グループ、住友化学は共同研究で、アミノ酸添加低タンパク質飼料の肥育豚生産への技術導入がもたらす地球温暖化抑制効果を明らかにしたが、その普及を目指したセミナー「アミノ酸添加低タンパク質飼料給与技術による畜産の環境負荷低減とクレジット制度の利用によるその普及」を10月2日13時20分に東京都江東区のティアラこうとうで開催する。参加費は無料。定員200人。

セミナーでは、今回の研究成果を紹介するとともに、技術の導入支援のためのJ-クレジットの解説やJ-クレジットを導入した生産農家の取り組みを紹介する。

これは、アミノ酸添加低タンパク質飼料の導入により、生産性に影響することなく窒素排せつ量を29%削減、排せつ物管理から発生する温室効果ガスを39%削減でき、LCA(ライフサイエンスアセスメント)による評価では温室効果ガスの削減に加え、周辺水系の富栄養化への影響が削減されたことから、共同研究の成果は国内だけでなく東南アジアへの普及技術としても期待されている。

問い合わせ先は、住友化学・松井(TEL:03-5543-5740)、味の素・高木(TEL:03-3561-1890)。