2013年09月04日
協和キリン、ヒト抗体薬で米国バイオベンチャーと提携
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは4日、現在開発中の完全ヒト抗体薬(KRN23)の開発、販売で、米国ウルトラジェニクス・ファーマスティカル社(本社:米国カリフォルニア州)と協業およびライセンス契約を締結したと発表した。

同剤は、協和キリンが創製した抗FGF23完全ヒト抗体で、尿細管でリンの再吸収を増加させ、血中リン濃度を増加させる作用を有している。現在、米国及びカナダで臨床試験フェーズ1が進行中で近く終了する。

今回の合意に基づき、両社は米国、カナダ、ヨーロッパでの開発と販売を協力して進める。
開発費用は両社で負担する。

2014年には小児遺伝性くる病患者を対象にした臨床試験を開始する。

販売は、米国、カナダでは両社共同とし、ヨーロッパでは協和キリンが販売する。メキシコ、中南米は、ウルトラジェニクス社が販売を行う。