2013年09月09日
協和キリン、シンガポールに新研究所を開設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは9日、協和発酵キリンシンガポールの研究部門としてシンガポールトランスレーション研究所(シンガポール研究所)を9月に設立すると発表した。

また、協和発酵キリンシンガポールは、シンガポール国立大学(NUS)のがん科学研究所(CSIシンガポール)、NUSがん研究所(NCIS)及びシンガポール国立大学付属病院(NUH)と癌領域におけるトランスレーショナル研究を共同で開始する。この産学共同研究は、NUSエンタープライズの一部であるNUSインダストリー リエゾン オフィスを窓口に交渉し最終合意した。

シンガポール研究所は、協和キリンがトランスレーショナル研究をグローバルに進める目的で、シンガポールのバイオメディカルサイエンスの集積地であるバイオポリスに新たに開設した研究拠点。今後は、NUS医学部などとの共同研究により、協和発酵キリンが持つバイオ医薬品候補物質に関する非臨床研究を進める。また臨床試験の効率化や加速化を促進するバイオマーカーの探索にも注力する。