2013年09月10日
東洋紡、欧州でウレタンフォーム代替クッション材生産開始
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:東洋紡

東洋紡は、100%子会社であるドイツの東洋紡ヨーロッパ(本社・デュッセルドルフ、横田宜久社長)が欧州に新設した「プレスエアー」生産工場(ドイツ・バイエルン州オーベルンブルグ)が完成し、本格的に生産を開始したと発表した。

新工場の生産能力は年間1100トンで。投資額は約7億円。

「プレスエアー」は、東洋紡の熱可塑性ポリエステル系エラストマー「ペルプレン」を繊維状にして複雑に組み合わせた三次元スプリング構造体である。軽量・高反発で耐久性や通気性などに優れ、ウレタンフォームに替わるクッション材として寝具マットや座席シートなどに広く採用されている。

欧州市場では今後、家具用途での販売をはじめ、医療用マットレス、ボート、自動車や鉄道向けシートなどの用途展開を行い市場の拡大を図る。