2013年09月11日
農研機構、農業用水路トンネルの無人点検可能な技術を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、農業用水路トンネル内部のひび割れなどの不具合個所を、無人かつ通水状態で点検可能な調査技術を開発したと発表した。

同調査は、開発した装置を水路トンネル上流抗口から放流し、下流抗口で回収することにより実施する。
水路トンネル内部を記録する高感度カメラが水路トンネルの側壁と天端を自動制御によって正面から撮影できるようにした。ひび割れ、漏水などの不具合個所を見落としなく撮影・記録することができる。

日本農業を支える基幹的農業用用排水路は、約5万キロメートル以上あり、建設後40-50年を経過したものも増えている。このため定期的な機能診断が必要だが、これまでは目視による点検が普通だった。