2013年09月11日 |
三菱レ、タイPTT社とASEANで炭素繊維共同事業化へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱レイヨン |
三菱レイヨンは、炭素繊維及び炭素繊維複合材料事業のグローバルな強化拡大を図るため、タイの国営エネルギー企業で市場ネットワークを持つTPP社と、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域における炭素繊維及び炭素繊維複合材料事業の検討を共同で行うことを目的にしたMOUを締結したと発表した。 三菱レイヨンとPTT社は、ASEAN地域における今後の炭素繊維需要の増加を見通し、なかでも自動車関連産業の発展したタイを次期設備投資の戦略拠点と考えている。共同の検討は、自動車、エネルギー(天然ガス及び再生可能エネルギー)、土木、インフラ向けの炭素繊維複合材料の成形品をターゲットとしている。 両社は、ASEAN地域における炭素繊維複合材料の売上高が2020年までに300億タイバーツ(約1000億円)に達すると見通しており、共同検討を通じてASEAN地域における炭素繊維の潜在需要を評価するとともに、タイにおける炭素繊維及び炭素繊維複合材料の設備投資について予備調査を行う。 自動車部品及び圧力容器に関する需要調査から検討を開始し、今年12月末までに検討結果をまとめる。 |