2013年09月12日
国際石開帝石、カスピ海カシャガン油田生産開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:国際石油開発帝石

国際石油開発帝石(インペックス)は12日、カザフスタン北カスピ海沖合鉱区にある世界有数のカシャガン油田で11日から原油の本格生産がはじまったと発表した。子会社のインペックス北カスピ海石油が、欧米石油各社と共同で開発作業を行ってきた。

カシャガン油田は、カザフスタン・アティラウ州の南東約80キロ、水深3~5メートルの浅海の海底下4,200メートルに位置し、原始埋蔵量で原油350億バレル、可採埋蔵量で原油90~130億バレルを有する巨大油田として知られている。

インペックスは1998年に同鉱区の権益を取得し、カザフスタン国営石油会社のケーエムジーをはじめ、エニ、エクソンモービル、シェル、トタール、コノコフィリップス各社と共同で操業会社であるノース・カスピアン・オペレーティング社を通じて開発作業を進めてきた。

今回の同油田での生産はその第一次開発分となるもので、初期生産量として日量18万バレルを計画。その後同37万バレルまで引き上げる予定である。インペックスの保有権益比率は7.56%。