2013年09月12日
中外製薬、抗悪性腫瘍剤「パージェタ」発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は12日、「HER2陽性の手術不能又は再発乳癌」を効能・効果とした、ヒト化モノクローナル抗体ペルツズマブ(遺伝子組換え)「パージェタ」(販売名)の発売を同日から開始したと発表した。
今年6月28日に製造販売承認を取得、8月27日に薬価基準に収載された。

「パージェタ」はスイス・ロシュの登録商標で、既存の乳がん治療薬トラスツズマブの作用を補完する。2つの薬剤はHER2レセプターの異なる部位を標的としている。両剤の併用により、それぞれを単剤で投与するよりもHERシグナル伝達系をより広範囲に遮断することができる。

販売名「パージェタ点滴静注420mg/14mL」で、薬価は231,866円/1バイアル。