2013年09月17日 |
プラ工連、上半期の生産・輸出入実績まとめ |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本プラスチック工業連盟 |
日本プラスチック工業連盟はこのほど、2013年上半期(1-6月)のわが国プラスチック主要樹脂(原材料)と加工製品の生産・輸出入実績をまとめた。 樹脂類は生産量、輸出入とも前年同期マイナスで、国内景気の回復の遅れを裏付けたかたちとなった。 だが、企業経営のグローバル化が進む中で、海外展開も活発化しており、汎用品を中心に生産の重点を海外に移行する動きが高まっている。 「国内生産は減少しても、その分は海外生産でカバーしている。輸入にも同じケースが見られます。それをどう考えるのか、今の段階では何ともいえません」(プラ工連)というところのようだ。 原材料の生産量は5,184千トンで前年同期比△0.8%と引き続き減少となった。 汎用4樹脂で見るとPE、PS、PVCの3樹脂はいずれもプラスに転じたもののPPが△12.3%と振るわなかった。 原材料の輸出入では、輸出が△7.3%の1,658千トン。PVCが東ソー・南陽工場の再開もあり大幅増加したほか、ポリアセタール、PET、熱硬化性のアミノ樹脂が好調だった。 輸入は△0.5%の1210千トンだった。LDPE、PP、アクリル共重合体が数量・金額とも大幅に伸びた。 プラスチック製品は、生産2,897千トンで前年同期比△0.6%と減少。 輸出は△1.6%の393千トンだったが、前年の△13.0%と比べると回復の兆しは見られる。 一方の輸入は954千トンで2.9%の増加。金額ベースでは16.0%増の4,191億円と大幅な増加となった。 【関連ファイル】 プラ工連ニュース366号 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1379413787.pdf |