2013年09月17日
第一三共、投資ファンド活用しオープンイノベーション事業
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:第一三共

第一三共は17日、三菱UFJキャピタル(本社・東京都中央区、安藤啓社長)が設立・運営するOiDEファンド投資事業有限責任組合(第一三共が10%の1億円を出資)を通じて、新たなオープンイノベーション事業を開始すると発表した。

この事業では、第一三共と三菱UFJキャピタルが日本の大学等から将来有望な創薬基盤技術となりうる研究成果(シーズ)を探索する。有望なシーズに対しては、OiDEファンド全額出資による大学発ベンチャーを設立し、シーズ育成を全面的に支援する。
その後、一定の成功要件を満たす場合に、第一三共がそのベンチャーの株式または知的財産を買い取ることが可能になる仕組みだ。

画期的な創薬を目指す製薬会社では、多様化する医療ニーズに応えるため、新規創薬基盤技術の獲得が不可欠であり、大学発ベンチャーとの協業など、オープンイノベーション活動の重要性が高まっている。