2000年03月29日
メーカー団体によるPSトレーリサイクルが終了
9年間で約2,300トンを回収しペレット化
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会とポリスチレンペーパー成型加工工業組合は、これまで共同で進めてきた使用済み発泡スチレン製トレーの回収・リサイクル活動を3月末をもって終了することになった。
 両団体は、平成3年末から9年間にわたり合計38の地方自治体の協力を得て同トレーを回収し、兵庫県新宮町の「関西リサイクルセンター」と茨城県境町の「関東リサイクルセンター」とでペレットに再生してきた。9年間の総処理数量は約2,300トンとなっている。わが国では初めてのプラスチック業界団体による回収・リサイクル活動として多くの行政機関や消費者ならびに需要業界から高い評価を受けてきた。
 今回両団体が、これまでの回収・リサイクル活動に終止符を打つことにしたのは、4月1日から白色発泡スチレントレーも容器包装リサイクル法の対象に取り上げられて回収・リサイクルが個別事業者の手に委ねられることになっているため。両業界団体とも所期の目的を十分果たし、4月からは合計77社(91事業所)を数える再生処理事業者にバトンを渡すことになる。白色トレーの平成12年度の総処理量は2,291トンとなる見込み。