2013年09月20日
出光興産など10社、福島県で地熱発電調査開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光興産、三菱ガス化学、三菱商事、国際石油開発帝石、石油資源開発

出光興産は20日、資源関連10社で構成する「福島地熱プロジェクトチーム」(代表幹事:出光興産)が今月下旬から磐梯朝日国立公園内の磐梯山周辺地域(福島県)で地熱開発に向けた地表調査(1次調査)を開始すると発表した。

1次調査では、(1)源泉、流体地化学調査(2)地質変質帯調査(3)微小振動観測(4)環境調査など、温泉のサンプリングや岩石試料の採取・分析など、環境に影響を及ぼさない範囲内の調査を行う。

この結果、有望と確認された場合は地元の合意を得て2014~2015年度中に2次地表調査に入る。将来的には地熱発電所の建設をめざす。

「福島地熱プロジェクトチーム」に参加メンバーしているのは、出光興産、国際石油開発帝石、石油資源開発、地熱技術開発、日本重化学工業、三井石油開発、三菱ガス化学、三菱商事、三菱マテリアルの10社。

10年後をめどに、地熱発電としては国内最大規模となる27万KW程度の発電所を稼働させる方針。政府も補助金などで積極支援することにしている。