2013年09月20日
理研、「京」利用し世界初の全球大気シミュレーション成功
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所(野依良治理事長)は20日、スーパーコンピューター「京」を使って水平格子間隔1キロメートル未満の超高解像度の全球大気シミュレーションを行うことに世界で初めて成功したと発表した。

この結果から水平格子2キロメートル未満にすることで、これまでは詳細に表現することが難しかった積乱雲をリアルに表現できることを明らかにした。これにより、一つ一つの積乱雲から全球規模の積乱雲群との相互の関係をより正確に調べることが可能となり、甚大な被害をもたらす積乱雲群である台風や、集中豪雨などの発生メカニズムの解明、雲の気候への影響の研究などに寄与することが期待できるという。