2013年09月24日 |
電化、LIB電極材料開発へ SEI社の持分比率拡大 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:電気化学工業 |
電気化学工業は24日、リチウムイオン二次電池(LIB)材料分野に本格進出するため、電極材料に独自技術を持つ エス・イー・アイ(本社:三重県津市、澤井岳彦社長=SEI)の発行済み株式の持分比率を4.5%から15%に引き上げると発表した。第2位出資者となることで提携関係の強化と開発加速を図る。 SEIは、電極材料の高導電化設計に技術を有し、リン酸鉄リチウム(LEP)で基本特許を保有するカナダ・ハイドロケベック社と共同開発している。 電気化学はこれまで、SEIを通じてLFPとカーボンナノファイバー及びアセチレンブラック「デンカブラック」を特殊複合化させ、LFPの導電性を飛躍的に向上させた放電レートや充放電サイクルを実現してきた。 同社は千葉工場(千葉県市原市)にLIB向け超高純度アセチレンブラック工場の建設を計画している。 今後はSEI社との資本提携強化により、導電性向上技術の開発をさらに加速させる。 【エス・イー・アイ株式会社の概要】 ◇設立 :平成11年11月 ◇資本金 :197,975千円 ◇事業内容 ・リチウムイオン二次電池 R&D 部門 :長寿命、低抵抗、低コスト電池材料の継続的開発、リチウムイオン二次電池製造用スラリー技術課題の解決、提供など。 ・システムソリューション部門 :i-phone用外付け電池パック、i-Pad2用 非接触充電器。 ・電子部品部門 :LED、メモリー、半導体チップ、ダイオードなど。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1380003843.pdf |