2013年09月25日
農水省、24年度遺伝子組換え植物調査「問題ない」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は、「平成24年度遺伝子組換え植物実態調査」結果を発表した。

この調査は、平成18年度から遺伝子組換え植物の生育状況や、遺伝子組換え植物に組み込まれている遺伝子が交雑可能な近縁種に広がっていないかを知るために、輸入港の周辺地域において、遺伝子組換えセイヨウナタネの生育状況や、近縁種(カラシナ、在来ナタネ)との交雑状況を調査している。

それによると、
(1)遺伝子組換えセイヨウナタネの生育場所は、主に植栽帯域等の幹線道路沿いであり、平成23年度までの生育範囲内に留まっていた。また、近縁種であるカラシナ及び在来ナタネとの交雑は見られなかった
(2)ダイズは、23年度までと同様に、遺伝子組換え体か否かに関わらず、あまり生育していなかった。また、遺伝子組換えダイズとの近縁種であるツルマメとの交雑はみられなかった
ーなど、問題が生じてなかったことがわかった。

同省では、ナタネ類、ダイズ及びツルマメとも経年的な変化をみるため、今後も調査を継続する方針である。