2013年09月25日 |
農研機構、いもち病に強い直播栽培の水稲新品種開発 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:農林水産省 |
農林水産省の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、いもち病に強く直播栽培に適した低コスト栽培向けの良食味水稲新品種「えみのあき」を開発した。 これは、いもち病に強く、葉いもち・穂いもちのいずれに対しても抵抗性は「極強」である。食味は、東北地域の主要品種である「あきたこまち」、「ひとめぼれ」と同じレベルの良食味品種である。 とくに、短稈で倒れにくく、直播栽培では「ひとめぼれ」よりも多収・低コストで栽培できる。東北・北陸地域での直播栽培に適しているほか、いもち病常発地域での移植栽培にも適している。 新潟県では、平成26年に5ヘクタールの作付けが見込まれており、今後は新潟県や秋田県等の産地における低コスト良味米の安定生産に貢献することが期待される。 |