2013年09月25日 |
生物研、イネの高温耐性遺伝領域を解明 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:農林水産省 |
農林水産省の農業生物資源研究所(生物研)は25日、福井県農業試験場と共同で、イネ品種「ハナエチゼン」における背白粒の発生を低下させる遺伝領域の解明に成功したと発表した。 さらに、この遺伝子領域の近傍にあるDNA(デオキシリボ核酸)マーカーを見出した。 一般にイネは登熟期に高温に遭遇すると、玄米が白く濁る白未熟粒が多くなり、品質が低下する。 今回の研究で得られたDNAマーカーを用いることで、地球温暖化による一層の気温上昇にも対応できる、より高い高温耐性イネを育成できると期待されている。 |