2000年11月22日
デュポン・帝人フィルム、中国でPETフィルム事業拡大
3年後をめどに寧波五州の設備を買収へ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:帝人、デュポン

 デュポン・帝人フィルムは米国現地時間の21日、事業会社のデュポン・ホンジー・フィルムズ・フォシャンが、中国・浙江省の寧波五州と既存の生産設備の使用を含めたパートナーシップにより、中国におけるポリエステルフィルム生産を拡大する、と発表した。
 デュポン・帝人フィルムとデュポン・ホンジー社の生産、技術およびマーケティングのノウハウと寧波五州の既存設備を組み合わせることにより、デュポン・ホンジー社は、200名の従業員を新たに雇用、6.7メートル幅のラインを操業する。この結果デュポン・帝人グループの生産能力は1万トン増え、トータル30万トン体制に拡大する。
 生産したフィルムは、上海およびその周辺地域に供給する考え。また3年以内にデュポン・帝人フィルムとデュポン・ホンジー社は生産設備を買い取り、寧波の設備の操業はデュポン・ホンジー社が担当することになる。
 なおデュポンと帝人は、今年1月にポリエステルフィルム事業を統合、世界に7つの合弁会社を設立して営業を開始しており、売上高の合計は14億ドル規模の世界最大手となっている。