2013年09月26日
三菱ケミカルと大陽日酸、資本業務提携強化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス、大陽日酸

三菱ケミカルホールディングスと大陽日酸の両社は26日、資本業務提携契約を締結したと発表した。
三菱ケミカルはこれまで、三菱化学を通して大陽日酸とは緊密な関係にあったが、さらに追加出資する。資本関係を強化することで両者の相乗効果を活かし内外ガス関連市場の拡大をめざす。

■事業提携
(1)大陽日酸はこれまで国内大口顧客向けを中心にパイプ配管によるガス供給を行ってきたが、今後は三菱ケミカルが計画する米国シェールガス利用など海外生産拠点へも展開することで、さらなる海外事業拡大を図る。
今後両社でワーキンググループを立ち上げ具体的検討を進める。

(2)両社の販売チャネルを相互活用し、事業拡大につなげる。大陽日酸メディカルが持つ医療用ガス・関連機器、三菱ケミカルが手がける人工炭酸泉、炭素繊維容器などを相互活用する。

■資本提携
三菱ケミカルは今年10月15日までに大陽日酸株式を第三者割当増資により45,096,000株(10.41%)取得する。三菱ケミカルHDは他にもTostNET市場や相対取引により大陽日酸の既存株主からの株式取得を検討する。
持株比率最大27%程度とする見込み。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1380181178.pdf