2000年11月22日
シンガポールの樹脂の新設備、12月に稼動開始
エチレンの80万トンプラントもスタートへ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 わが国のポリオレフィン業界筋によると、エクソン・モービルがシンガポールに建設したポリエチレンとポリプロピレンの新プラントが12月に相次いで稼動入りする見通しとなった。
 設備規模はポリエチレン(L-LDPE)が年産48万トン、ポリプロピレンが同30万トン。いずれも世界有数の大型設備と言える。12月上旬にPE設備が、そして下旬にPPプラントがともに本格操業を開始すると見られている。
 エクソン・モービルが同じ立地(ジュロン・ケミカルアイランド)に建設中の同80万トン能力のエチレンプラントも12月前半に完成する見込み。ただし、本稼動入りは12月後半からとなりそう。このためPE設備の営業運転に必要なエチレンはSPC(シンガポール石油化学)等からしばらく融通を受けていくことになるようだ。